In the Rain

オランダ交換留学記。兼、ヨーロッパ旅行記。

海外大学の授業を受けて思ったこと

日本でもマーケティングを中心に勉強していた自分は、留学先でも似たような授業を履修していました。その経験から、ためになったなと思うこと、ならなかったと思うことをまとめます。

 

ためにならなかったこと

それはズバリ、知識です。ためにならなかったというと言い過ぎかもしれませんが、日本とはどんな違うことを学んでいるのかと思い参加した授業には、正直なところ知識面では失望しました。3年生、つまりオランダの大学最終学年で習う内容は、日本の大学で学んだことのあることばかりであり、英語名さえ覚えてしまえば何も問題はありませんでした。Masterぐらいになるとかなり変わるのかもしれませんが、少なくともヨーロッパでは、学部生の間はモラトリアムな空気が漂っていました。そういえば、AIDMAとかAISASって電通提唱なだけあって、グローバルスタンダードじゃないんですね。

留学先の授業はむしろ、日本の大学の授業も捨てたもんじゃないじゃんと思うきっかけになりました。やる気のない教授がたくさんいて、酷評されがちな日本の大学ですが、それなりのところにいればなかなかの勉強は出来ているんだなとちょっと嬉しくなりました。

ということで、日本の教育が~と言う前に自分できちんと勉強することが大事なのではないかと。周りもそれほど勉強しないので、意思が強くないとかなり難しい気もしますが、それは自分次第。

 

ためになったこと

最もためになったのは、月並みではありますが、 主張する姿勢が身についたことです。

アメリカと比較すると、そこまで自己主張が重視されているわけではないようにも感じますが、日本に比べれば圧倒的に重要です。授業の評価において発言が重視されていることに始まり、常に発言を求められている空気があります。クラスにアジア人が少ないとアジア的な考えはどうかと聞かれたりもしました。

基本的に主張するのが当たり前に育てられてきた西欧社会の人々(と大きくくくると批判も受けそうだけど)の中で、上手くもない英語で説明するのはなかなか苦痛であったことは間違いありません。ただ、大学生なだけあって人の言うことにはきちんと耳を傾けてくれる人が多い印象でした。授業中はそうであっても、グループ課題をやっている時はそうでなかったりもしますが…なんとか自分の考えを伝えるべく奮闘したことは、自分を強くする経験になりました。

 

もう一つためになったこととしては、学んだ知識を実践する機会が多かったということです。

日本の大学では理論をこれでもかと詰め込まれ、テスト前に必死に覚えた気がしますが、こちらでは理論を使ってどう考えるかが重視されていました。理論の詰め込みは確かに大事なことではありますが、それを実践する機会を得られたということは、こちらの授業で積むことのできた大きな経験だと感じます。 

知識を得ることに関しては、その速度の差があるにせよ、自分でかなりのものを得られるので、得た知識を実践して評価してもらう経験はなかなか難しいことではないかなと思います。文系大学生であるとゼミでやるようなことを毎週授業でやっているわけなので、これは社会に出た時に持っている応用力に違いが出るんだろうなと感じました。

余談にはなりますが、就活におけるGDやコンサルのワークはこれに近しいものも多いので、かなりアドバンテージになりました。働きだしてから学んだことがそのまま役に立つのかはおいておいて、頭のトレーニングとしては有用だったのではないでしょうか。

 

留学全般において得られたことについては前記事から。

intherain.hatenablog.jp