何から就活を始めるか(自己分析・ガクチカ・志望動機・就活の軸)
就活相談でお答えしていたもののまとめ。あくまで我流。納得して就活を終わり、入社する企業で頑張ろうと思えることが大事だと思います。そのための準備として、就活に臨むといいのではないかと思ってます。
ざっくりとした流れ
イメージとしては、以下の通り。
- 一つ「学生時代頑張ったこと(ガクチカ)」をまとめてみる。
- 簡単に自己分析してみる。
- 企業選びの軸を考えてみる。
- 先輩・キャリアセンター等を利用して、当てはまりそうな業界・企業を絞り、ひとまず調べる&話を聞いてみる。
- 興味が持てるものは深く分析、合わなければ他をあたってみる。
- 都度時間を作り、自己分析・ガクチカのブラッシュアップ・就活の軸の再考を繰り返しておく。
学生時代頑張ったこと
前提として、できれば大学のときの話のほうがよい。
細かい注意点や大枠の作り方は下記記事にまとめているので、そちらを見ていただきたい。
とにかく出来事を詳細に、時系列に列挙する。
まずは紙に書きなぐるのがよい。PCでまとめるのはその後。
それぞれのタイミングごとに感じていたことを思い出す。なぜそう感じていたか考える。
それぞれの決断の理由を思い出す。なんとなくであれば、なぜそのなんとなくが生まれたのか考える。
※このときに、自己分析で分かった自分の性向と結びつけることができるはず。自己分析が生きる。
一番困難だったことはなんだったか、理由、どうやって乗り越えたか考える。
それぞれのタイミングにおいて、周りの人との関係、周りの人はどう感じていたか考える。
総論としてこの経験から学んだことを考える。
決断・困難を乗り越えたプロセス・学んだことを抽象化する。
抽象化の程度は、他の出来事でもそれを当てはめることができるレベルまで。
この経験が生かされた出来事があれば、そちらも振り返っておく。
以上をとにかく書き出す。字数に収めることは考えず、箇条書きでいいのでとにかく書き出す。その後にESとしてまとめる。
その際には、このエピソードを話すことで自分が伝えたい、自分の強み・推しポイント・自分ができること(能力)はなにか考えておく。
最後に今まで書き出していたことをわかりやすい形で並べて文章を作り、最後に自分の伝えたいことが伝わる文章になったか確認する。
これをいくつかの出来事、もしくは項目で作ることができれば素晴らしい。以下の点に注意できると尚よい。
- 学業・学業以外両方のエピソードがあるか
- エピソードが一つのジャンルに偏っていないか(留学・部活・バイト等)
※部活については、大学生活を部活に捧げたという人はそれで良いとも思う。
自分の価値観を見つめ直す
いわゆる自己分析。
性格診断を何個もやってみる。
そもそも何から始めればいいのか、最初はわからないはず。ざっくりと自分はどんな系統の人間なのかを把握するとともに、自己分析に使える言葉を知るために行う(価値観を示す言葉など)。
両親に自分はどんな子か聞いてみる。
恥ずかしさもあるだろうが、一番手っ取り早く、正確。友達からは自分の見せたい姿(なりたい姿)が、家族からは自分の実際の姿(本来の姿・内面)が分かる。
今までの人生の大きなイベントを振り返る。
その際にしてきた決断は、自分のどんな性格・価値観によるものか考える。「学生時代頑張ったこと」の項目ほど詳しく振り返らなくてもよいが、考え方は参考にはなるはず。
自分の大切にしている/持っている価値観はなにか考える。
企業選びの軸を考える(優先順位をつける)際にとても役に立つ。どの価値観が強いかまで考えられると良い。
その価値観はどんな強み・弱みであるのか考える。
物事には両面があるので、よくも言えれば悪くも言える。言い方次第。
企業選びの軸を探す
例えば下記のような点の優先順位。
- 会社基盤:規模・安定性・ネームバリューなど
- 企業理念:ミッション・ビジョン・パーパスなど
- 業界:当該業界の成長・自分の興味・身につく専門知識など
- 職種:自分の興味・身につく専門知識など
- 企業風土:社風・働き方など
- 人財:憧れ・目標となる人など
- 給与:初任給・平均給与・昇給ペース・評価制度など
- 福利厚生:企業年金・住宅補助・研修など
個々において、足切りなのか、加点なのかという点も大事。
志望動機
お金が一番稼げるから!と書くわけには行かない会社が多いので、きちんと考える必要がある。
上の項目でいうと、企業理念・業界・職種・企業風土などがテーマにして書きやすい志望動機だと思う。
個人的には、「抽象的な人生で成し遂げたいこと」+「理由」+「貴社で実現したい(できる)カタチ」という組み合わせが書きやすく、どの面接でも一貫して同様のことを話せるので、おすすめしたい組み立て。
Ex. 花王:「人々の日々の生活を幸せにする」+「途上国で生活の基本的な部分で苦労した経験」+「消費財で人々の生活をよりよいものにする」
こういう頭の整理を定期的にしていきたいなと思いつつ、なかなかできてない。時間は作るもの、きちんとしていかないと。