In the Rain

オランダ交換留学記。兼、ヨーロッパ旅行記。

留学から帰国し1年たって思うこと

留学、インターンを終えて帰国し、いつの間にか就活まで終了しました。現在留学している人たちとも連絡を取る中でふと思い立ち、今更ながらあのときのオランダ・イギリス留学はどうだったか、どう役に立ったか(あるいは立たなかったか)振り返ろうと思います。

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そもそも、何故留学しようと思ったのか

留学前も聞かれ、留学中はもちろん、帰国後までずっと聞かれたことです。

正直なところ、「留学でこれを成し遂げたい」というような高尚な目標は、周りのトビタテ生と比較するとありませんでした。ただその中でも思っていたのは、「このままでいいのだろうか」という漠然とした不安感でした。そこそこ良い大学になんとか入れて、大学生活も楽しみ、このままそこそこ良い企業に就職する、そんなぼんやりと描けていた未来になんとなく不安を覚えた自分がどこかにいました。そんなとき、幸いにも周りの優秀な友達たちに「留学すんぞ」という人が多く、自分も留学したら一皮むけるかも、と思い留学をすることにしました。

そのため、特に留学しようと思った理由は明確にはありません。トビタテの方々には本当にごめんなさいしかない。理由は「なんとなく」です。

 

留学する際に最も大きな問題となるのが、お金ではないでしょうか。その点、僕はとても環境に恵まれていました。大学の交換留学制度がとても充実していたので、そこまで両親に負担をかけることなく1年分の留学が出来たのではないかと思います。こんな環境もあり、留学してみるか、と思った時のハードルがとても低かったのです。オランダという土地も、家賃と外食が高い一方、自炊している分にはあまりお金がかからず、うまくやりくりすることが出来ました。その分旅行で散々散財したのですが、その分は出世払いということで…。トビタテで多額の奨学金もいただく事ができたこともあり、留学に加えインターンもする余裕があり、ちょっと人とは違う経験も出来たのでは?と思っています。

 

最近留学していた人が大して優秀ではないと言われているような気がしますが、留学がとても身近になったこともその一因なのかな、と。僕自身こんな気持ちで留学できてしまうように、昔と違って覚悟がなくても行けてしまうという状況になっている弊害かと思います。個人的には行きたい人が行ける世の中のほうが良いと思うので、現状には感謝しています。

 

結局留学で何を得られたか

これだけではないだろうし、重複していると思いますが、列挙しておきます。

  • 英語の語学能力(日常会話くらいなら問題なくて、会議や商談にはちょっと困る、IELTS7.0程度)
  • 自己主張力(格段に激しくなった)
  • 受け入れる力(違っていても自分に害がなければそんなもんかと思うように)
  • 国外で目当てのものにたどり着く力(一人旅も多かったので)
  • なんとかなるだろうという楽観的なマインド(死ななきゃなんとかなる)
  • 自分がやらなきゃという主体性・行動力(悩むくらいなら電話をかけてみる、直談判してみるような)
  • 考える姿勢(格好良く言えば当たり前を疑う姿勢)
  • 多くの友人(国内外問わないが、繋がりが強く残っているのは日本人が多い)
  • 交換留学・海外インターンをしていたという「箔」(就活で役に立った)

書いてみるとすごそうに見える気がするけれど、僕はこんな成長しました!!!!という話は(もちろん就活のために用意したので出来るけど)あまりない。帰国後も友達に「変わった」と言われることもなく、すぐ日本にまた馴染んでしまいました。

その中では唯一、考えるということに関しては少しだけ真面目に取り組むようにはなったかもしれません。特に目的もなく留学に来てしまったがために、日本の大学で楽しそうにしている友達を見ると、なぜ留学をしているんだろうと思うこともたくさんありました。最終的に「楽しいから」留学しているという、馬鹿みたいな結論にはなったけれど、その考えていた時間は無駄ではなかったのかなと思います。が、思いたいのほうが正しいかもしれない。

 

何はともあれ、20代前半のこの時に1年以上海外にいたことは、今は気づかないけれど糧になっていると信じて、自分を肯定しています。

お金もギリギリで留学しているような友人を尻目に、奨学金や貯めたお金だけでなく親からもいくらかもらって留学、更に旅行もしていた自分に対し、これでいいのかなと思うことも一度や二度ではありませんでした。ただ、留学をしたことへの後悔は、反省は色々あれど、ほぼ感じたことはありません。それはつまり、留学したことは「成功」で、「正解」だったんじゃないのかな。自分の選んだことを正解にするために、今後も頑張らねばと、ただそう思います。