オランダは国土が狭いわりに余っていそうな土地がたくさんあるのですが、慢性的な住居不足です。大学からも言われることなので間違いないでしょう。留学の手続きは多少遅れてもなんとかなりますが、家はどうにもなりません。特に学生寮に住むつもりであれば、できる限り早く行動を開始しましょう。
学生寮
僕が留学していたエラスムス大学(Erasmus University Rotterdam)の学生寮について紹介します。Rotterdam Business School (RBS)*1も同じ寮を使用しているのではないかと思います。2015-2016年度の情報になりますので、変更点等あるかもしれません。お気を付けください。寮の部屋は5月頃にはもう埋まり始めるので、時々チェックしつつ、早めに予約しましょう
エラスムス大学の学生寮はすべてSSHという団体を通して提供されています。このSSHなのですが、とにかく対応が遅い。オフィスに行けばそれなりに対応してくれるのですが、もちろん留学前はそんなことできないので、できる限り早く行動するしかありません。メールの返信には1週間くらいかかると思っておいたほうがいいです。
SSHの提供する寮は主に大学1年生、もしくは交換留学生向けなので、オランダ人がいることはまずないと思ったほうがいいです。僕は寮の管理人(これまた学生)以外にはオランダ人は見かけませんでした。
寮の種類
SSHが提供している寮は主に4種類。
- Hatta Building
- F Building
- International House
- Casa Erasmus
になります。
ヨーロッパは基本的にフラットシェアなのですが、
- Hatta・Fは大学内
- Fはキッチンつきの個室、シャワー・トイレはシェア
- 他はキッチン・シャワー・トイレをシェア
- 余談: Fは無料で洗濯機を回し放題(お金がかかるのが一般的)
などが気を付ける点でしょうか。F Buildingの写真にコモンルームのようなものがありますが、そんなものはありません。F・Hattaは壁がしっかりしているので、相当音が気になる人でなければ問題ないはずです。僕はスピーカーで音楽を流していましたが、苦情を言われたことはないです。残り二つの防音がどうなのかはわからないです、すいません。
期間
寮の賃借期間は大きく分けると二通り、
- Semester
- Full Year
ですが、交換留学生であればSemesterを選択しましょう。Full Yearにすると翌8月までとなり、帰国後も寮費を払うことになってしまいます。
また、Semesterを選択したのち、期間の候補がいくつかあると思いますが、12月までをお勧めします。コンスタントにチェックしていると、10月・11月頃からSemester2 (Block3・4)の留学生向けにまた寮の予約が始まるので、そこで忘れず予約しなおしましょう。
学生寮以外を探す
学生寮は高めなので、自分で探すという手もあります。個人的には、
- 帰国子女でなければ英語が完璧でなく、連絡がスムーズにいかない
- 契約等考えることが多くなる
- いざというとき・金銭問題が起きたとき解決するのが大変
- 日本から留学する場合には下見ができない
等の理由から学生寮をお勧めしますが、安いのは魅力です。
エラスムス大学のHPでいくつか紹介されていますが、有名なサイトは、
の二つかと思います。去年はHPに載っていなかった気がするのですが、RoomPlazaというサイトも紹介されていました。
Nestpickは手数料がかかる分少しは安心という印象があります。
下見ができないと難しいかもしれませんが、チェックすべき点としては、
- インターネット環境(実際にWifiにつないでみるとなおよし)
- 家具は買う必要があるか(ベッド・デスク・食器など)
- 防音・日中の騒音
- 洗濯機
- 暖房
- 掃除機
- コンセントの位置
- お湯の出る時間の制限がないか
- 共有スペース・共有の範囲
- デポジットの扱い
- 家賃の払い方
- フラットメイト
- 治安
- 大学へのアクセス
- City Centre(Blaak・Beursなど)へのアクセス
などでしょうか。
短期間の貸し出しはしてくれないところが多く、もちろんいいところは早くなくなるので、どちらにせよ行動は早くするようにしましょう。
まとめ
オランダは本当に家探しに苦労します。僕も寮の延長ができなくなるかの瀬戸際に追い詰められたり、友達が住んでいた寮がいきなりつぶれたり、大変なことを色々経験しました。今となっては笑い話ですが、できるだけ早めの行動をして面倒が少なくなるようにしましょう。住む場所が決まらないというのは想像以上にストレスが溜まります。
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